医療デモ

MediView Pro

Qt6とQMLで構築された多機能な医用画像アプリケーションです。独自ライブラリとVTKの統合により、医師はCT、MRI、X線などのDICOM検査データを閲覧、確認、可視化、解析できます。MediView Proは、柔軟なレイアウトや各種計測ツールなどを備えた、モダンで使いやすいユーザーインターフェースを提供します。

ISO 13485:2016ISO 9001:2015Qt Service PartnerTop Medical Software Developers - Clutch

デモについて

分野

医用画像 / 診断

技術スタック

Qt6 · QML · C++ · VTK · 独自DICOMライブラリ

対応範囲

医療ソフトウェア開発 | UX/UIデザイン

チーム

エンジニア2名 + デザイナー1名、開発期間4週間

MediView Proは、規制要件が求められる医用画像ソフトウェアに対する当社の開発アプローチを実証するため、チームが設計から開発まで一貫して構築した多機能DICOMビューアです。

独自のPACS接続機能や、大規模DICOMデータセットを処理するC++ベースの解析機能から、レスポンシブかつタッチスクリーン対応のユーザーインターフェースまで、幅広い機能を実装しています。

ここで紹介しているすべての要素は、FigmaによるUIデザインを含め、すべて社内で制作・開発しています。

技術的な課題

難しかったのは、特定の機能そのものではありません。複数のビューワーパネルを同時に動作させながら、バックエンドで大規模なDICOM検査データを解析しても、UIの高いレスポンス性を維持することでした。 私たちは独自のDICOMパーサーを開発し、各ビューワーパネルに個別のシリーズコンテキストを持たせる設計を採用しました。これにより、検査データを並べて比較する際もスムーズな操作性を維持でき、計測オーバーレイも遅延なく動作します。 実際に最も多くの工夫が必要だったのは、C++バックエンドとQMLレイヤーをいかに効率よく、安定して連携させるかという部分でした。 Jakub Wincenciak, ソフトウェアエンジニア, Somco Software

Qt frameworkC++

システムの主な機能

本アプリケーションでは、DICOMの解析とデータ管理を担う専用C++ライブラリ「sdicomlib」を採用しています。患者、検査、シリーズの各データ構造をはじめ、DICOMに関する主要な処理を実行します。また、各ビューワーパネルごとに独立したシリーズコンテキストを管理し、QMLから扱いやすいAPIを提供することで、ユーザーインターフェースとのシームレスな統合を実現しています。

本アプリケーションは英語とドイツ語に対応しており、医師や医療スタッフはシステムを再起動することなく、使用中に言語を切り替えられます。言語設定はインターフェース上から直接変更できるため、さまざまな医療機関、チーム、業務環境でより使いやすく運用できます。

本アプリケーションは、タッチスクリーンでの操作に完全対応しています。医師はマウスやキーボードを使用せずに、症例の選択、DICOM画像の確認、レイアウトの切り替え、各種表示ツールの操作を行えます。これにより、特に処置中や診療現場で患者の症例を確認する際に、より迅速で直感的な操作が可能になります。

本アプリケーションには、日常の臨床業務をより迅速かつ効率的に行うための実用的なツールを搭載しています。医師は、必要な症例の絞り込みや検索、DICOM画像の調整・操作、距離や角度の計測、スクリーンショットの保存、症例レビューの記録まで、アプリケーション内でスムーズに行えます。これらの機能により、不要な操作工程を削減し、患者評価や医用画像の解析に集中できるワークフローを実現します。

対応プラットフォーム

MediView Proは、単一のQt6コードベースでデスクトップから組み込み環境まで幅広いターゲットに対応します。コードベースを一本化することで、プラットフォームごとに同じアプリケーションを個別開発する必要がなく、1つの開発チームと1つのテスト環境で運用できます。さらにR&D段階では、最終的に採用するプラットフォームを事業上の判断として柔軟に選択できます。こうしたマルチプラットフォーム対応を実現しているのが、Qt/C++を前提としたアーキテクチャです。

Linux / 組み込み環境

医療機器向けの主要ターゲットです。同一のアプリケーションを、デスクトップLinuxとOpenGL対応ディスプレイドライバーを備えた組み込みハードウェアの両方に展開できます。

Windows

Windows上でネイティブに動作するため、既存の院内ワークステーションやIT運用ルールに無理なく適合できます。

macOS

同一コードベースのままAppleプラットフォームにも完全対応でき、追加の開発コストを最小限に抑えられます。

Figmaによるオリジナルデザイン

MediView Proのすべての画面は、使いやすさ、一貫性、そして実際に使用されるハードウェア環境を考慮し、社内で設計しています。外部クライアントによるUI要件の定義がないプロジェクトだからこそ、企画・設計から実装までを一貫して手がける当社の開発力と、医療分野に対する理解を明確に示す事例となっています。

また、SomcoではUI/UXデザインを単独のサービスとしても提供しています。製品や対象ハードウェアに合わせて最適化した、実装可能な完成度の高いFigmaデザイン一式をご提供します。

お問い合わせ

プロジェクトメンバー

Jakub

医療機器ソフトウェア開発を中心に手がけるシニアソフトウェアエンジニア兼テクニカルリード。MediView Proでは、独自DICOMライブラリやPACS接続機能から、C++とQMLの統合に至るまで、システムアーキテクチャ全体の設計を主導しました。

Bartosz

医療アプリケーション開発を中心に手がけるシニアソフトウェアエンジニア。MediView Proでは、DICOM処理やQt Quickインターフェースを含む主要機能の開発を担当しました。

では、お客様のプロジェクトについてお聞かせください

Lukas Kosiński

Lukas Kosiński

代表取締役CEO

あらゆるご質問にお答えし、プロジェクト成功に向けた最適な進め方をご提案します。

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